2019年の台風災害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/24 08:30 UTC 版)
「本牧海づり施設」の記事における「2019年の台風災害」の解説
本施設は2019年9月9日に上陸した令和元年房総半島台風(台風15号)による高波を受け、管理棟は2階部分を含めてすべて浸水し、備品などが流され、壁・窓も破壊された。また、走錨したケミカルタンカーが桟橋と接触したことにより、釣り場に向かう桟橋(渡り桟橋)が海中に落下するなど甚大な被害を受けた。開業以来これほどの甚大な被害・長期間の営業休止は例がなく、同年9月17日の横浜市会(市議会)常任委員会では港湾局長・中野裕也が本施設に関して「海づり施設としては致命的な状態になっている。復旧を急ぐため国に支援を要望する」と言及した。 なおこの房総半島台風では大黒・磯子の両海づり施設も甚大な被害を受けており、大黒海づり施設は桟橋の柵が流されるなどした。両施設ともいったんは営業を再開したが、続く令和元年東日本台風(台風19号)により再び甚大な被害を受け、同年10月13日から再び営業を休止した。その後、大黒海づり施設は同年10月27日より一部に立入禁止区域を設け、営業時間を短縮した上で暫定的に再開したほか、磯子海づり施設も2019年11月16日から同じく暫定的に営業を再開した。本施設は両施設が再開してからも休園が続いていたが、市は暫定的な再開に向け施設付近の護岸を臨時の釣り場として整備したほか、仮設の管理棟・トイレを設置し、2020年(令和2年)1月31日から暫定的に営業を再開した。当初、利用できる釣り場は旧護岸・新護岸のみで、営業時間を短縮し、約200人の定員制で営業していたが、2021年(令和3年)10月30日からは渡り桟橋の一部を開放した。
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