2012シーズン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/22 13:36 UTC 版)
「レッドブル・RB8」の記事における「2012シーズン」の解説
シーズン序盤戦、チームはRB8から一貫性のあるパフォーマンスを引き出すことに苦労し、予選でトップ10を逃すこともあった。ベッテルは新型エキゾーストにドライビングスタイルが合わず、とくに予選においてマシンバランスに苦労した。 ニューウェイはマシンを正しく理解することができず、「エンジニアとして非常にフラストレーションを感じる状態だった」と語っている。 しかし、第14戦シンガポールGPから投入したアップグレードが成功し、第15戦日本GP以降は6戦中4回のポールポジションを獲得。ベッテルは日本GPから4連勝(うち3戦連続して全周回ラップリーダー)を記録し、フェルナンド・アロンソを逆転して3年連続チャンピオンを獲得した。レッドブルはコンストラクターズ部門でも3連覇を達成した。 シーズン中はルノーエンジンに装着されているオルタネーターに原因不明の過熱故障が起こり、ベッテル2戦(ヨーロッパGP・イタリアGP)、ウェバー1戦(アメリカGP)のリタイア原因となった。この問題は同じルノーエンジンを搭載するロータスでも発生している。ニューウェイは「破裂寸前の時限爆弾」と表現し、レッドブルのオーナーであるディートリヒ・マテシッツは製造メーカーをマニエッティ・マレリから他へ変更するべきだと発言した。アメリカGPではあえて旧型を使用したもののトラブルが発生し、最終戦ブラジルGPでは他のルノーエンジンユーザーと同じ最新型を使用した。
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