2財を生産するための生産技術は異なる
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 10:26 UTC 版)
「ヘクシャー=オリーン・モデル」の記事における「2財を生産するための生産技術は異なる」の解説
収穫一定の生産関数は、HOモデルにおいて貿易を引き起こすために、異ならないといけない。例えば、もし生産関数がコブ・ダグラス型技術であれば、生産要素に対するパラメータは異ならないといけない。1つの例は次のようなものである。 農業産業: A = K 1 3 L 2 3 {\displaystyle A=K^{\frac {1}{3}}L^{\frac {2}{3}}} 漁業産業: F = K 1 2 L 1 2 {\displaystyle F=K^{\frac {1}{2}}L^{\frac {1}{2}}} ここで、A は農業の生産量、F は漁業の生産量である。またK とL はそれぞれ資本と労働である。 この例では、農業の生産量と漁業の生産量が等しい値のとき、漁業産業における方が資本の限界生産力は高い。より資本豊富な国は、農作地の犠牲のもとで漁船を作ることで利益を得るだろう。逆に労働豊富国においては労働者は相対的に農業においてより効率的に用いられる。
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