1970年代の改修
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/10 22:57 UTC 版)
「ホテル・ビクトリア (トロント)」の記事における「1970年代の改修」の解説
1950年代から1960年代にかけて、大きな規模での改修はおこなわれず、ホテル・ビクトリアの収益性は徐々に損なわれ、挙句には「葉巻を咥えた山師たち、夜の女たち、ビール好きのベイ・ストリート (Bay Street) の株式仲買人たち」が集う場所として知られるに至った。1960年代末には、ホテルが負っていた負債も相当な金額に上っていた。 1971年、地元の不動産開発業者ポール・フェラン (Paul Phelan) がこの負債を引き受け、1万ドルでホテルを買収した。フェランは200万ドル以上を投じてリノベーションをおこない、「ニューヨークやヨーロッパで再興されつつあった類のブティックホテル (a boutique hotel of the kind that had been undergoing a resurgence in New York and Europe)」を作り上げた。フェランは自らリノベーションの細部にまで関わり、「壁に掲げるヴィクトリア朝の印刷物をロンドンで買い集め、2階のバーを帆船愛好家のための空間にし、ケン・キャメロン (Ken Cameron) にロビーの暖炉の上を飾る油彩画を発注した」。その結果、1970年代から1980年代の前半にかけて、ホテルは再び利益を上げるようになった。
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