1940年に英米で発表された日本の研究
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/01 15:00 UTC 版)
「核兵器の歴史」の記事における「1940年に英米で発表された日本の研究」の解説
1940年5月3日付けの理研の仁科芳雄と東京帝国大学理学部化学科の木村健二郎等の論文に、ウラン238に高速中性子を照射した実験において、今では核兵器の爆発によって生成することが知られているネプツニウム237を生成した ことが記され、同年、米国の物理学誌フィジカル・レビューに掲載された。また、同実験では、1回の核分裂で10個以上の中性子が放出され核分裂連鎖反応(超臨界)を伴うことが知られている対称核分裂による生成物 が生成されたことが、『Fission Products of Uranium produced by Fast Neutrons(高速中性子によって生成された核分裂生成物)』と題して、同年7月6日付けの英国の学術雑誌ネイチャーに掲載された。
※この「1940年に英米で発表された日本の研究」の解説は、「核兵器の歴史」の解説の一部です。
「1940年に英米で発表された日本の研究」を含む「核兵器の歴史」の記事については、「核兵器の歴史」の概要を参照ください。
- 1940年に英米で発表された日本の研究のページへのリンク