1,4-シクロヘキサジエンとは? わかりやすく解説

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1,4-シクロヘキサジエン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/08 01:49 UTC 版)

1,4-シクロヘキサジエン
識別情報
略称 1,4-CHDN
CAS登録番号 628-41-1 
PubChem 12343
ChemSpider 11838 
EC番号 211-043-1
国連/北米番号 3295
MeSH 1,4-cyclohexadiene
ChEBI CHEBI:37611 
バイルシュタイン 1900733
Gmelin参照 1656
特性
化学式 C6H8
モル質量 80.13 g mol−1
外観 無色液体
密度 0.847 g cm−3
融点

-50 °C, 223 K, -58 °F

沸点

82 °C, 355 K, 179 °F

屈折率 (nD) 1.472
熱化学
標準生成熱 ΔfHo 63.0-69.2 kJ mol-1
標準燃焼熱 ΔcHo -3573.5--3567.5 kJ mol-1
標準モルエントロピー So 189.37 J K-1 mol-1
標準定圧モル比熱, Cpo 142.2 J K-1 mol-1
危険性
GHSピクトグラム
GHSシグナルワード DANGER
Hフレーズ H225, H340, H350, H373
Pフレーズ P201, P210, P308+313
EU分類 F T
NFPA 704
3
2
0
Rフレーズ R45 R46 R11 R48/20/21/22
Sフレーズ S53 S45
引火点 −7 °C (19 °F; 266 K)
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

1,4-シクロヘキサジエン(1,4-Cyclohexadiene)は、C6H8の化学式を持つ有機化合物である。無色で可燃性の液体で、テルペノイドと呼ばれる一連の化合物のプロトタイプであることにより、学術的な興味を集めている。異性体として、1,3-シクロヘキサジエンが存在する。消防法に定める第4類危険物 第1石油類に該当する[2]

合成と反応

実験室では、置換1,4-シクロヘキサジエンは、アルカリ金属アンモニア等のプロトンドナーを用いて、関連する芳香族化合物バーチ還元によって合成される。この方法で、過還元されて全て飽和した環が生成されるのを防ぐ。

1,4-シクロヘキサジエン及びその誘導体は、容易に芳香族化する。実験室では、チャコールに固定したパラジウム等の水素転移剤とともにスチレン等のアルカリを用いて行う。

出典

  1. ^ 1,4-cyclohexadiene - Compound Summary”. PubChem Compound. USA: National Center for Biotechnology Information (2005年3月27日). 2011年10月12日閲覧。
  2. ^ 法規情報 (東京化成工業株式会社)

関連文献

外部リンク



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