黒衣の種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/11 06:56 UTC 版)
歌舞伎における黒衣には、次の2種類がある。 役者がなる黒衣役者が黒装束を身につけて、舞台上の演者の介添をするもの。その内容としては、衣装の早替りや化粧直しの補助、小道具(持道具)の受け渡し、舞台上に不要になった物や死体の撤去などがあり、差金の先につけた蝶・鳥・鼠・人魂などを操ったり、ぬいぐるみの動物を操ったりすることもある。これらの黒衣には、介添を受ける役者の弟子やその場面に出番のない脇役が担当することが多い。後見(こうけん)ともいう。 大道具方がなる黒衣大道具担当者が黒装束を身につけて、舞台装置を操作するもの。その内容としては、舞台に敷かれた幕の撤去や、背景の転換などがある。大道具(おおどうぐ)ともいう。
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