鳳鼻頭遺跡(2000年から6000年前)
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「高雄の歴史」の記事における「鳳鼻頭遺跡(2000年から6000年前)」の解説
鳳鼻頭文化は台湾で発見された新石器文化を代表する文化であり、大陸の影響を強く受けた文化である。鳳鼻頭文化は長期にわたり継続し、多くの文化層が重複して発見されている。その分布範囲は台湾西岸中南部に分布し、高雄県林園郷の鳳鼻頭遺跡が代表的な遺跡となっており、各時期の文化特徴が鳳鼻頭遺跡により確認できることより鳳鼻頭文化と命名された。鳳鼻頭遺跡は隆起した海岸部と沖積平野に分布し、日本統治時代に発見されている。遺跡からは大坌坑文化、繩紋紅陶文化、夾砂紅、灰陶文化などの異なる文化が確認され、現在台湾での重要な遺跡として位置づけられている。 鳳鼻頭遺跡は下記の文化層により構成されている 大坌坑文化:典型な大坌式縄紋土器を使用(約4700年から5200年前) 牛裯子文化:縄紋紅色土器を使用(約3500年前)。農業、漁業、狩猟の複合生活様式が確認される。 鳳鼻頭文化:貝塚と紅褐素面夾砂陶が特徴(約3500から2000年前)。農業を中心とし、人口が増大した時期。
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