鳥類以外のくちばし
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/20 23:59 UTC 版)
鳥類以外でも、突出して硬質な口器にくちばしと呼ばれるものがある。 爬虫類の一部。爬虫類のくちばしは鳥のくちばしに似ている。カメ 翼竜 恐竜:鳥に近い一部の獣脚類(オルニトミムス、オヴィラプトルなど)、および鳥盤類の大多数(カモノハシ竜、角竜など)がくちばしを発達させた。 イカ、タコ:カラストンビと呼ばれる。骨格の一部ではなく、筋肉と連続しており、先になるほど硬くなる。 カモノハシ:カモノハシのくちばしは鳥や爬虫類のくちばしに外見は似ているが、摂食器というよりは感覚器である。骨格は中心部にしかなく、軟組織でできている。 白亜紀末大量絶滅に前後して、口の形状が歯からくちばしへ進化していた鳥類は、頭部が軽くなったうえに荒廃した地上に残っていた植物の種子や木の実を割って食べることができたため、歯を持ったままの鳥類や小型恐竜などに比べ生き延びやすかったとの仮説を、日本の国立科学博物館標本資料センター・分子生物多様性研究資料センター長の真鍋真が紹介している。
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