鳥ヶ島
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/14 05:37 UTC 版)
鳥ヶ島(とりがしま)は鳥取市賀露にある島。 鳥取港(賀露港)の入り口にある流紋岩の島で、周囲は約400m、高さは最大約26m、面積は0.0048km2。港を季節風から守る天然の防風壁となっているほか、人工防波堤と接続され、全体として鳥取港の防波堤の一部となっており、島上には鳥取港灯台が設置されている。 『因幡志』や賀露神社の伝承によれば、奈良時代の留学僧吉備真備が唐から帰国した際に、鳥取の海岸近くで漂流し、「大島」(現在の鳥ヶ島)に飛び上がって上陸したことから「取り上がり島」と呼ばれるようになり、後に「登利が島」「鳥ヶ島」と転訛したとされている。この故事にちなみ、賀露神社では2年毎の春の例祭で「ホーエンヤ」と称する神輿の海上渡御を行うほか、夏の例祭では灘祭と称して海上安全と豊漁祈願が行なわれる。
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