鯨蝋(げいろう)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/10 19:04 UTC 版)
マッコウクジラの頭部に詰まっている油脂である。脳油。白濁した外見が精液に類似しているため、マッコウクジラの英名“sperm whale”(精液鯨)の由来となった。温度による状態変化に特徴があり、マッコウクジラがその温度による比重の変化を遊泳時の浮沈に利用している。ろうそくや精密機械用潤滑油の原料として珍重された。尚、食べると消化不良に陥るので食用目的には使えない油である。蝋#主な蝋・ワックスの動物系蝋も参照。
※この「鯨蝋(げいろう)」の解説は、「鯨油」の解説の一部です。
「鯨蝋(げいろう)」を含む「鯨油」の記事については、「鯨油」の概要を参照ください。
鯨蝋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/06 03:04 UTC 版)
マッコウクジラの頭部にある鯨蝋器官内の脳油から、鯨油を分離した残りの無臭の固体蝋。捕鯨禁止までは蝋燭や化粧品の材料などとして用いられた。英語で“spermaceti”(クジラの精子)と呼ばれているのは脳油の外見からの誤解に由来する。代表的な液体蝋である。他の蝋と比べて、構成する蝋を構成する脂肪酸の分子量が小さく(鹸化価は118 - 135)、さらに不飽和脂肪酸の比率は最も低い(ヨウ素価は3.9 - 9.3)。凝固点は42 - 52℃。
※この「鯨蝋」の解説は、「蝋」の解説の一部です。
「鯨蝋」を含む「蝋」の記事については、「蝋」の概要を参照ください。
鯨蝋(ツチクジラ油)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/06 03:04 UTC 版)
ツチクジラから取れる蝋。マッコウクジラ油とは異なり、固体蝋(凝固点-18度)である。脂肪酸の分子量はマッコウクジラ油以下で、鹸化価は200に達する。成分の構成はオレイルアルコールやセチルアルコールなど。
※この「鯨蝋(ツチクジラ油)」の解説は、「蝋」の解説の一部です。
「鯨蝋(ツチクジラ油)」を含む「蝋」の記事については、「蝋」の概要を参照ください。
「鯨蝋」の例文・使い方・用例・文例
鯨蝋と同じ種類の言葉
- >> 「鯨蝋」を含む用語の索引
- 鯨蝋のページへのリンク