魔神学におけるアザゼル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/23 05:00 UTC 版)
フレッド・ゲティングズによると、中世ヨーロッパの鬼神論ではアザゼルは風の元素、アザエルは水の元素にむすびつけられる悪魔である。ネテスハイムのコルネリウス・アグリッパの『隠秘哲学』は、四方を司る精霊の王の別名、あるいはそれに対応する悪魔の四君主としてサマエル、アザゼル、アザエル、マハザエルの名を挙げている。ロバート・フラッド(英語版)の『普遍医学』と『宇宙の気象学』に基づいて、その対応関係を以下に示す。 四方と元素と悪魔の対応方角元素天使風の霊悪魔東 火 ミカエル オリエンス サマエル 南 風 ウリエル アマイモン アザゼル 西 水 ラファエル パイモン アザエル 北 地 ガブリエル エギン マハザエル コラン・ド・プランシーの『地獄の辞典』によると、アザゼルは山羊番の魔神である。ゲティングズは、通俗的なデモノロジーで悪魔のアザゼルと山羊がむすびつけられるのは「レビ記」のアザゼル(前述)にかこつけたものであろうと指摘している。
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