魔の国アングマール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/28 06:46 UTC 版)
「アングマールの魔王」の記事における「魔の国アングマール」の解説
第三紀1300年ごろ、北方王国アルノールのさらに北にアングマールの国が興り、凶悪な人間やオークを集めてドゥーネダインたちをおびやかし始めた。指輪の幽鬼の首領は、守りの堅い南方のゴンドールよりも、アルセダインとカルドランとルダウアの3つに分裂して弱体化した北方王国のほうがくみしやすいと見て行動を開始したのだが、魔王の正体がかれだとは後世になるまで知られなかった。 魔王の支配下にあるアングマールによって、ルダウアは姉妹国を裏切り、カルドランは滅びた。長い戦いの歴史の中、ときにはアングマールが劣勢になることもあったが、1974年に魔王はアルセダインを急襲し、ついにアルノールの国は完全に滅亡した。しかしそこへ、リンドンのエルフの協力を得たゴンドールの王子エアルヌアが、遅すぎた救援部隊を率いて到着した。増長した魔王は敵を待ち受けずに出撃し、一気に蹴散らそうとしたが、アングマール軍は大敗して全滅した。 自軍を失った魔王はただ1人、黒ずくめの姿で現れると、エアルヌアに挑戦した。乗っていた馬が逃げ出してしまったために王子は応戦できず、その有様を魔王は笑ったが、グロールフィンデルが接近すると魔王も逃走した。戻ってきたエアルヌアにグロールフィンデルが語ったのが、前述の予言である。
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