高良記
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/22 19:21 UTC 版)
『高良記』には九州王朝の系譜とされるものが記されている。まず、高良大神の孫をその子孫として、*(1) 斯礼賀志命神、(2) 朝日豊盛命神、(3) 暮日豊盛命神、(4) 渕志命神、(5) 谿上命神、(6) 那男美命神、(7) 坂本命神、(8) 安子奇命神、(9) 安楽応宝秘命神といった神が記されており、さらに、 *〈1〉物部日良仁光連、〈2〉日往子明連、〈3〉日男玉頼連、〈4〉神力玉依連、〈5〉日光玉一連、〈6〉日往玉尊連、 * 1.日明玉連尚、2.舎男連常、3.日柱男連廣、4.大直連俊、5.大全神連親、6.日天男連信、7.大長津連秀、8.大勝津連平、9.神仲熊連豊、10.神天子連家、11.神道天連良、12.神司宮連法、13.神天仲連就、14.神頭国連軌、15.神斗玉連仍、16.神面土連篤、17.賢名皇連忠、18.意賢皇是連、19.賢天皇兼連、20.公兼皇連岩といった系譜がある。この中には「皇」(すめろぎ)や「連」(つら)などと言った称号がある。九州王朝説の根拠の一つであり、これは九州王朝において天皇制が施行されていた根拠であるとされるが、記される神名(人名)は古代系図と思えない奇妙なものが並ぶ。なお大和王権は九州王朝の「天皇」の下の「大王」としての位取りであったとしている[要出典]。
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