高尿酸血症の診断と病型分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 04:42 UTC 版)
「高尿酸血症」の記事における「高尿酸血症の診断と病型分類」の解説
高尿酸血症の定義どおり、血清尿酸値が7.0 mg/dlを超えた場合は高尿酸血症と診断される。2010年現在ほとんどの日本の医療機関では自動分析装置によるウリカーゼ・ペルオキシダーゼ法が用いられている。測定値の変動は血清成分の影響も考慮して9.0%、施設間差は2.7%〜6.8%であり信頼できる測定法といえる。高尿酸血症の判定について、採血時期は空腹時でなくてもよいが、恒常的な高尿酸血症の判定には複数回の測定が必要である。 高尿酸血症には「尿酸産出過剰型」、「尿酸排出低下型」、「混合型」に大別される。病型分類には尿酸クリアランス、クレアチニンクリアランスの測定が必要である。尿中尿酸排泄量と尿酸クリアランスの値によって分類される。治療中に病型が変化することがあり注意が必要である。
※この「高尿酸血症の診断と病型分類」の解説は、「高尿酸血症」の解説の一部です。
「高尿酸血症の診断と病型分類」を含む「高尿酸血症」の記事については、「高尿酸血症」の概要を参照ください。
- 高尿酸血症の診断と病型分類のページへのリンク