高宕山自然動物園とは? わかりやすく解説

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高宕山自然動物園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/27 13:25 UTC 版)

高宕山自然動物園
施設情報
専門分野 ニホンザル
所在地 299-1742
千葉県富津市豊岡1779
公式サイト 高宕山自然動物園
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高宕山自然動物園(たかごやましぜんどうぶつえん)は、千葉県富津市高宕山のふもとにある自然公園である。2025年時点の飼育数は60匹[1]

概要

高宕山に生息する野生のニホンザルに餌付し餌場が設けられている。観光客は多くのニホンザルを間近で観察でき、金網ごしに手渡しで餌をあげることもできる。

三浦八郎右衛門が、高宕山に通い野生のニホンザルを餌付けした。

房総半島のニホンザルは遺伝子的に固有の特徴を持ち、1956年昭和31年)に「高宕山のサル生息地」として、国の天然記念物に指定された[1]

歴史

  • 1959年(昭和34年)3月、開園[2][3]
  • 2017年平成29年)2月20日、ニホンザル164頭のうち57頭が特定外来生物アカゲザルとの交雑種であったために殺処分したと発表した[1]。殺処分されたサルは、2月15日に慰霊祭を開いて弔った。
  • 2019年令和元年)9月9日、台風15号に伴う暴風雨で、ニホンザルの柵が倒壊し、96匹のニホンザルが逃げ出したため臨時休園[1][4]。逃げ出したサルを餌でおびき寄せ、70匹が捕獲[4]
  • 2020年令和2年)6月10日、いたずらにより、仮設おりの金網を切断され、サル約70匹が逃走[1][4]。再び餌でおびき寄せて73匹が捕獲[4]
  • 2022年令和4年)4月9日、営業再開[3][1][4]。飼育数は自然減により、63匹[4]

施設

  • 猿場
  • 大人:300円、小人:100円
  • 無料駐車場:普通車30台
  • 営業時間:9:00 - 17:00
  • 休日:なし

所在地

交通

脚注

出典

  1. ^ a b c d e f 「房総ニホンザル 純粋種守り続け」『朝日新聞』株式会社朝日新聞社、2025年8月22日、第13版、朝刊、千葉版、19面。
  2. ^ 富津市歴史年表” (PDF). 富津市. p. 43. 2025年8月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年8月27日閲覧。
  3. ^ a b 高宕山自然動物園在り方検討会議 提言 富津市高宕山サイエンスパーク(仮称)の実現に向けて” (PDF). 富津市. p. 3. 2025年8月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年8月27日閲覧。
  4. ^ a b c d e f サル逃走の動物園、9日に再開 台風で柵倒壊 千葉・富津」『産経新聞』株式会社産経新聞社、2022年4月7日。オリジナルの2025年8月27日時点におけるアーカイブ。2025年8月27日閲覧。

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