駿府御薬園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/21 08:28 UTC 版)
駿府城の北側にはかつて駿府御薬園(安東御薬園)と呼ばれる薬園があり、明治期の調査によると薬園の面積は4,200坪に及んだ。薬園は徳川家康が駿府在城時に御樹守五郎左衛門に管理させたことに由来する。寛永年間に一度廃絶していたが享保年間には再び薬草木が栽培され駿府御武具奉行が管理した。1857年(安政4年)まで老中が交代でこの薬園を管轄しており、幕府の採薬使が訪れ薬草を幕府に献上していた。また薬草の一部は江戸の小石川薬園などにも分けられていた。
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