駒落ち将棋における風車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 03:51 UTC 版)
「風車 (将棋)」の記事における「駒落ち将棋における風車」の解説
伊藤は自著で戦法開発のきっかけとなったのはある著書で二枚落ち下手が上手をてこずらせていた類似の構えからとしており、二枚落ち以上の駒落ち将棋において下手側がこの戦法を使用した場合、受けに特化しているという戦法の特性上、上手側の打開策が皆無に近い状況となる。 そのため、下手側が相手の攻めを待つまでひたすら受けに回った場合、二歩などの反則を犯すか、あるいは千日手になるか、下手側が致命的なミスをしない限り、いつまでも終わらない状況になり、本来ならば二枚落ちよりもさらに大きなハンデが必要なほどに棋力差が開いていた場合でも上手側の勝利が非常に難しくなる。 また、駒落ち将棋を指す意味という観点から、指導対局等では下手側は通常この戦法は自主規制する。 四枚落ち、六枚落ちにおける穴熊戦法と同様、上手側が下手側に対して自主規制を求める場合が多い戦法として有名な例である。
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