駒形土砂搬出線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 06:28 UTC 版)
浅草 - 上野間の土木工事に発生した土砂(掘削土・主に田原町駅方面から)は隅田川から水運(土運搬船)で搬出していた。この土砂搬出用として、駒形橋西詰交差点付近の地下(本線トンネル)から東に向かって約70 mのトンネル(高さ:183 cm 、幅:3.05 m)および約20 mの切開部を構築し、隅田川河岸付近で地上に出て、隅田川に沿った桟橋 (112.78 m) が構築された。搬出した土砂は約3,6000 m3にもなる。 トンネル(坑道)には軌道が2線敷設されており、電動回転のエンドレスワイヤーによって小型トロリーを往復運転して、桟橋まで搬出していた。田原町方面からの土砂は、トロリー(貨車)に積載して小型ガソリン機関車けん引で当地点まで運び、ここで解放してトロリーは1両ごとにワイヤーへ引っ掛けて桟橋まで運搬していた。
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