駐イギリス特命全権公使
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/05/10 21:30 UTC 版)
「エドワード・エヴァレット」の記事における「駐イギリス特命全権公使」の解説
州知事退任後、エヴァレットは旧友ダニエル・ウェブスターの熱心な依頼を受けて、1841年9月13日にジョン・タイラー大統領から駐イギリス特命全権公使に指名された。エヴァレットは1841年9月13日にイギリス女王ヴィクトリアに信任状を奉呈した。エヴァレットは公使を4年間務め、好感の持てる外交官として評判を得た。エヴァレットはイギリスによるアメリカ船舶の差し押さえに端を発する緊張状態を緩和するために働き、米英間の関係改善を支援した。エヴァレットはまた、カナダとの国境紛争解決に携わった。 またエヴァレットは駐イギリス公使在任中の1843年3月3日、ジョン・タイラー大統領から中国担当委員に指名されたが、エヴァレットはその指名を辞退した。1844年、大統領選挙でジェームズ・ポークが勝利し民主党が政権を掌握すると、エヴァレットは1845年8月8日に召還され、イギリスでの公使生活を終了した。エヴァレットは駐イギリス公使退任後、母校ハーバード大学で学長に就任した。
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