香りハイターとは? わかりやすく解説

香りハイター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/18 13:49 UTC 版)

香りハイターは、かって花王が販売していた、塩素系漂白剤の商品名である。ハイターシリーズの一つで、塩素系漂白剤独特の塩素臭を無くし、また香りをつけた、日本初の塩素系漂白剤だった。

経緯

同社が販売していた、ツンとした塩素臭のしない塩素系漂白剤、ハイターEが評判だったことから、花王の漂白剤研究グループがさらに発展した商品を改良開発し、1988年5月にフローラルの香りのする塩素系漂白剤として発売された。

発売当初は、珍しくかつ使いやすいことから、売り上げはあったが、1990年に入り、液体の酸素系漂白剤が開発され、花王も液体ワイドハイターを発売開始し、この頃から塩素系漂白剤の売り上げが下降し始めた。

また香りのする漂白剤だったため、誤使用も発生していたこともあり、花王側は1991年9月、塩素系漂白剤の商品の絞込みを実施した。

この時衣類用の塩素系漂白剤を、ハイター一本化にすることを決意し、整理対象品として赤ちゃんのいる家庭向けの、洗浄もできる漂白剤ベビーハイターとともに、発売が中止された。これにより1984年のハイターEから続いた、塩素臭のしない一般用塩素系漂白剤は、店頭から姿を消した。

なお海外では、レモンの香りやフローラルの香りのする塩素系漂白剤が、各メーカーから現在も販売されている。

テレビコマーシャル

ハイターEの時と同じく、積極的な宣伝活動をした。この商品は1作だけ、テレビCMも作られた。

設定は母親と高校生の娘。娘役として出演したのは、当時16歳で後にタレントや女優として活躍する内田さゆりだった。

なお漂白のイメージは、この時からシミの部分が映されて、漂白されていくものになった。

また2本目は作られなかった代わりに、ハイターのCMが製作され、その最後で「香りハイターもあります」と紹介され、一緒のCMとなった。


香りハイター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/19 05:43 UTC 版)

ハイター」の記事における「香りハイター」の解説

1988年5月発売ハイターE改良した製品で、匂いツンとしないだけでなく、衣類用塩素系の漂白剤としては初の香りつきの製品だった、香りフローラル香りボトルの色は白で、ラベル背面に緑商品名記載部分外の円はハイターE同じだった

※この「香りハイター」の解説は、「ハイター」の解説の一部です。
「香りハイター」を含む「ハイター」の記事については、「ハイター」の概要を参照ください。

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