飯村九朗衛門(いいむら くろうえもん)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/08 00:25 UTC 版)
「駿河城御前試合」の記事における「飯村九朗衛門(いいむら くろうえもん)」の解説
寛永5年の春、宿老・鳥居土佐守に宛てた紹介状を持参して駿河大納言・徳川忠長に仕官を望んだ浪士。齢50に近いが、体躯抜群、鬚面に刀傷の偉丈夫。忠長の前での立合いの際、名を飯尾十兵衛、大坂の陣にて長曾我部盛親に従った武士として身分を偽っていた。しかし、その正体は切支丹(キリシタン)大名・明石全登に付き従っていた武士であった。自身も信徒であったが、偶然にも審判役の笹原修三郎によって正体を見破られてしまう。城の者達相手に奮戦し、剛乃進とも互角以上の勝負を繰り広げた。だが、騒ぎを聞きつけた順之助の剣によって破れる。この一件を剛乃進は順之助が手柄を狙い、疲労した所でとどめを刺したと誤った考え方をしてしまう。
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