斐陀国造とは? わかりやすく解説

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斐陀国造

(飛騨国造 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/17 07:22 UTC 版)

斐陀国造
本姓 斐陀氏
家祖 大八椅命
種別 神別天神
出身地 大倭国
主な根拠地 斐陀(のちの飛騨国
著名な人物 #人物参照
凡例 / Category:日本の氏族

斐陀国造(ひだのくにのみやつこ・ひだこくぞう)は斐陀国を支配した国造。斐太国造・飛騨国造とも。

概要

表記

先代旧事本紀』「国造本紀」に斐陀国造と表記される他、斐太国造飛騨国造とも表記される。

祖先

  • 『先代旧事本紀』「国造本紀」によると、成務朝瀛津世襲命の子の大八椅命が斐陀国造に任じられたという。

氏族

斐陀氏(ひだうじ、国造)で、一族は飛騨氏斐陀氏とも表記した。史料に見える肥田宿禰もその後裔と見られる。「国造本紀」などの史料に従えば、斐陀国造は物部氏尾張氏などと同系とされる。

本拠

国造の本拠は宮川流域の古川盆地高山盆地、現在の岐阜県飛騨市古川町から高山市国府町のある高山市北部にかけての地域であったとされる。特に古墳の分布度から古川盆地南部の国府町広瀬・三日町付近に中心域が置かれたと推定されている[1]

支配領域

国造の支配領域は当時斐陀国と呼ばれた地域で、のちの飛騨国一帯。現在の岐阜県高山市飛騨市下呂市白川村にあたる。

氏神

岐阜県高山市に鎮座する飛騨国一宮飛騨一宮水無神社。祭神の水無神は大年神少名毘古那神天火明命の別名とする説がある[要出典]。また罔象女神と見る説もある。中世まで神社を奉斎した一宮氏は国造の後裔と見られる[要出典]

関連神社

氏寺

子孫

脚注

  1. ^ a b 宝賀寿男両面宿儺と飛騨国造」『古樹紀之房間』、2010年。

参考文献

関連項目






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