類型とみられる作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/07 16:26 UTC 版)
『海出人之図』と似た構図の錦絵に「寛文九己酉年佐渡の海に出たる時の古図」という画中画をもつ作品も存在しており、描かれている妖怪は亀のような大きな甲羅を体につけている。越後の福島潟に出現したとされる部分は共通しているが、文の構成は『海出人之図』などとは少し異なっており、勇士は登場せず、とある村の旧家の者が「寛文9年(1669年)に佐渡の海に似たものが出たことがある」と過去にもあった出来事として語るかたちで「豊作や悪風邪についての予言」や「絵を家におけば病をまぬがれる」についての箇所が書かれている。この絵は「亀女」という名称で紹介されているが、文中に自分の名を語っている箇所などは無い。船頭が遭遇したかたちは「かいし人」の例にも近い。
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