頭部の銃傷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 09:17 UTC 版)
「ケネディ大統領の検死」の記事における「頭部の銃傷」の解説
ベセスダ検死では大統領の後頭部の銃創について、外後頭隆起(英語版)の右側少し上にある15 by 6ミリメートル (0.59 in × 0.24 in)の裂傷として記録されている。直下の骨には一致する創があり、形としては円錐形の広がりを持っていた。 右頭部の巨大で不規則な形の創(頭頂骨が主だが、側頭骨・後頭骨にも達している)は、最大径13センチメートル (5.1 in)と記録されている。 頭蓋骨片3つが別々の標本として採取され、これらを合わせると最大の創の寸法にほぼ対応する。最も大きい頭蓋骨片は射出口と推定されるほぼ円形の創の周辺部に相当し、骨片の周辺部には斜角が付いていて、寸法は約2.5 - 3.0センチメートル (0.98 - 1.18 in)であった。X線検査により、この骨片の辺縁に金属微粒子が付着していることが分かった。 X線検査によって、発射体の微小粒子が、後頭部の創から側頭部の欠損部に向けて道状に連なっているのが分かった。
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