頑固な頭の少年と小さな足の妹
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 10:08 UTC 版)
「千夜一夜物語のあらすじ」の記事における「頑固な頭の少年と小さな足の妹」の解説
ある村の男は一男一女を儲けていたが、亡くなるとき、息子の言うことをかならず聞くようにと遺言した。ほどなく母親も亡くなったが、枕頭に娘を呼び、兄の言葉に逆わらぬようきつく言いつける。 両親が死ぬと、少年は遺産を集めて燃やすのだと宣言。少女はこっそり財産を村の各家へ隠したが、兄はそれを察し、村中を放火して回った。怒った村人たちに追われた兄妹は、ある農夫に拾われて働くことになる。しかし兄は農夫の子供たちを叩き殺し、また逃走。巨鳥ロクの足に取り付いて、食人鬼が君臨する暗黒の国へ降り立った。 兄妹が焚き火をして暖をとっていると、食人鬼があらわれる。少年はあわてず落ち着いて薪を投げつけると、食人鬼はからだをまっぷたつにして死んでしまう。すると暗黒に包まれていた島にふたたび太陽がさした。その地の王様は、食人鬼をたおした少年に娘をめあわせ、少女を妃とした。
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