鞘袋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 16:50 UTC 版)
「鞘掛け(さやがけ)」とも呼ばれ、尻鞘と同じく刀を雨水や物損から保護するために用いられるもので、「刀剣」というものが登場して以来用いられている基本的な刀装用具の一つである。 袋筒状に縫い合わせたものを鞘に被せて革紐や組紐で結ぶ、もしくは鞘に被せた上から紐で巻いて用いるもので、材質も各種の皮革から麻布等の繊維製品まで各種多様なものが使われている。 尻鞘と共に本来の目的の他に刀剣の装飾品としても用いられ、錦や絹織物又は鹿革を鮮やかな色に染めて作った華美なものを鞘に被せて用いた。 なお、現代において刀剣類を保管・運搬する際に用いられる「白鞘袋(しらさやぶくろ)」「拵袋(こしらえぶくろ)」とは別物である。
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