靳詳
靳詳は若いころ同郡の郝昭と親しかったが、のちに蜀に捕らえられた。太和二年(二二八)十二月、諸葛亮が陳倉城の郝昭を包囲したとき、その監軍であった靳詳は使者として城外から郝昭に降服を呼びかけた。郝昭は矢倉の上から答えた。「魏の法律はあなたもよくご存じだろう。私の人柄もあなたはよくご存じだろう。むかし防備を固めて祁山を守ったときは安閑として用心が足らず、最終的に守りきることはできたとはいえ今でも忸怩たる思いを抱いておるのだ。私は死を覚悟している。あなたは帰って諸葛亮に伝えてくれ、すぐに攻撃せよと。」《明帝紀・同集解》 諸葛亮は郝昭の言葉を聞くと、ふたたび靳詳を使者として「人数が同等ではないのだから自分から無駄死にするような真似はなさるな」と説得させた。郝昭は靳詳に告げた。「以前の言葉でもう決まりだ。私があなたのことを知っていても、矢はあなたのことを知らないのだぞ。」靳詳は立ち去った《明帝紀》。 |
靳詳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 21:42 UTC 版)
「三国志 (横山光輝の漫画)」の記事における「靳詳」の解説
魏将郝昭の友人。蜀に仕えているが、官職は定かではない。蜀軍が陳倉城を包囲した際、孔明のもとに郝昭を説得すると名乗り出る。しかし郝昭を降伏させることはできなかった。名は『三国志演義』では靳祥とされているが、本作では靳詳となっている。
※この「靳詳」の解説は、「三国志 (横山光輝の漫画)」の解説の一部です。
「靳詳」を含む「三国志 (横山光輝の漫画)」の記事については、「三国志 (横山光輝の漫画)」の概要を参照ください。
- >> 「靳詳」を含む用語の索引
- 靳詳のページへのリンク