非人手下
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 01:02 UTC 版)
生まれながらの非人のほかに、刑罰として、平人から非人へ身分を切りかえられるものがあった。それを非人手下といった。 「御定書百箇条」には非人手下になる犯科として次のようなものを挙げてある。 一、姉妹伯母姪と密通したもの。 - 男女共遠国非人手下。 一、相対死(心中)を企てて双方存命のとき。 - 三日晒(さらし)の上非人手下。 一、主人と下女と相対死を企てて仕損じ、主人が存命のとき。 - 三日晒(さらし)の上非人手下。 一、三笠附(みかさづけ)博奕の句拾いをしたもの、ならびに取退無尽の札売りをしたもの。 - 家財取上げの上非人手下。 一、離別した妻に傷を負わせたもの。 - 入墨の上遠国非人手下。 一、十五歳以下の無宿で、途中小盗などしたもの。
※この「非人手下」の解説は、「非人」の解説の一部です。
「非人手下」を含む「非人」の記事については、「非人」の概要を参照ください。
- 非人手下のページへのリンク