電磁式リターダ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 21:56 UTC 版)
電磁誘導を利用して制動力を得る方式で、プロペラシャフトとともに回転する電磁石(回転子)とシャーシに固定された金属板(固定子)とで構成される。固定子に電流を流すと磁場が形成され、回転子がこの磁場の中を回転すると金属の内部に渦電流を発生し、電気的な抵抗がトルクの抵抗となり制動力として作用する。空冷式の場合が多く後付けが容易だが、発熱に対する許容量は小さく、電磁石を作動させるためバッテリーやオルタネーターの強化が必要である。また、非作動時も走行抵抗が大きい難点を持つ。 新幹線車両でも「渦電流式ディスクブレーキ」として同等のものが搭載されていたことがある。
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