電力設備増強工事
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 08:57 UTC 版)
本区間周辺では、2002年度より水島臨海鉄道を事業主体とした電力設備等増強工事が行われた。これは、JR貨物在籍電気機関車中で最大出力となるEF200形(1時間定格出力6,000kW)を用いて本区間で最大1,300tの重量級貨物列車の運転を行うためのもので、この工事により、従来変電設備の制約によりEF200形に課せられていた、EF66・EF210形と同等に抑えられる出力制限を解除する目的があった。 具体的な工事内容としては、八本松変電所の変電能力増強工事のほか、EF67形電気機関車の解放作業・待避を行う西条駅の有効長を1300t列車対応とするための延伸工事などである。 この工事は2007年(平成19年)2月に完成し、同年3月18日のダイヤ改正よりEF66・EF200・EF210形による1,300t列車の運用が開始されたが、EF200形は出力制限を解除されることなく2019年3月28日をもって全車が運用から離脱した。
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