雛流しとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 雛流しの意味・解説 

ひな‐ながし【×雛流し】

読み方:ひなながし

3月3日節句夕方雛人形を川や海へ流すこと。古く、祓(はら)えに使った形代(かたしろ)を流した風習名残り。《 春》


雛流し

作者伊藤桂一

収載図書伊藤桂一 時代小説自選第2巻 藤棚の下
出版社光人社
刊行年月1997.2


雛流し

読み方:ヒナナガシ(hinanagashi)

雛を流すことで一家災厄をはらうという意義もたれた行事

季節

分類 人事


流し雛

(雛流し から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/19 05:06 UTC 版)

佐嘉神社の雛流し
雛流しに使われる人形

雛流し(ひなながし)は 雛祭りのもとになったといわれる行事。雛流しに使われる雛人形は「流し雛」と呼ばれる。

祓い人形と同様に身の穢れを水に流して清める意味の民俗行事[1]として、現在も各地[2][3][4][5]で行われている。

起源

記紀には伊邪那岐命伊邪那美命が国生みを行った際に、一度失敗して生まれた蛭子を葦の船に乗せて海に流した記述があり、これがしきたりの起源とされる。また『源氏物語』の須磨の巻には光源氏がお祓いをした紙人形(形代)をに乗せ、須磨に流したという著述がある。ちなみに人型の雛人形を船に乗せて流し始めたのは1962年(昭和37年)からと比較的最近のことである。

地域

すっかり様変わりした現代のひな祭りだが、いまでも昔ながらに雛流しを行う地域もある。「流しびなの里」として知らされる鳥取市用瀬町(もちがせちょう)が代表的である[6]

脚注

  1. ^ 西角井正慶編『年中行事事典』(東京堂出版、1958年5月23日初版発行)p562
  2. ^ 鳥取県用瀬町流しびなの館”. 2016年4月16日閲覧。
  3. ^ 吉野川流し雛/奈良県公式ホームページ”. 2016年4月16日閲覧。
  4. ^ たつの市/第20回龍野ひな流し”. 2012年3月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年4月16日閲覧。
  5. ^ 人形のまち岩槻流しびな”. 2012年1月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年4月16日閲覧。
  6. ^ 火田, 博文 ([2019]). 本当は怖い日本のしきたり オーディオブック. Pan roringu (Hatsubai). ISBN 978-4-7759-8631-8. OCLC 1108314699. http://worldcat.org/oclc/1108314699 

関連項目



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「雛流し」の関連用語

雛流しのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



雛流しのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの流し雛 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS