陰謀論/他殺説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 06:12 UTC 版)
カートの死について、自殺ではなく実は暗殺されたと言う陰謀論も多数ある。この話の発端は、カートが行方不明になった時コートニー・ラブに雇われた私立探偵トム・グラントが主張したことに始まる。トム・グラントの説は、妻であるコートニー・ラブと子守りアシスタントのマイケル・デウィットがカートを暗殺したという説である。 コートニーの動機としては、金銭的な問題だと指摘されている。当時、コートニーはカートと離婚調停中であり、もしカートと離婚することになれば何億ドルという資産が失われることになる。実際にコートニーはこのことに言及しており、その内容はテープに残っている。また、カートが失踪する前、ローマ公演後に自殺未遂をおこしたとされるが、そこにコートニーと離婚したいと言った内容のメモが残っており、コートニーがそのメモを処分した。カートは引退も考えていた。コートニーとしてはカートの隠居や離婚により、莫大な資産を失うということが耐えられないために、子守アシスタントでコートニーの元恋人であるマイケル・デウィットと共謀して行なったとする説である。 この説は、カートの遺書が死について言及をしていない点や現場検証において不可解な点が多数見られることにより、世間に広まる結果となったが、陰謀論のため疑惑に対する進展はない。
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