降灰予報の発令基準と内容
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 05:47 UTC 版)
「降灰予報」の記事における「降灰予報の発令基準と内容」の解説
降灰予報では、まず火山の噴火を確認するとともに活動状況の推定・予測を行う。そしてそのデータを、火山灰を流す風のデータが入ったメソ数値予報モデルに入力し、火山灰の移動方向と時間、降灰量などを推定する。この情報から降灰予報を発表する。 発表の基準は、火山灰を周辺地域に降下させるような、一定の規模を超える噴火が発生した場合とされている。現在のところは、噴煙の高さが3,000m以上、または噴火警戒レベル3相当以上の噴火というおおよその基準がある。 噴火の30~40分後を目安に、あわてず迅速に第1報の降灰予報を発表するとされている。また、第2報以降は、噴火の様子次第で順次発表するとされている。 噴火予報の具体的な内容としては、噴火の発生から6時間後頃までに火山灰が降ると予想される地域を、1時間ごとに分けて6時間分の分布図で地図上に示すとともに、降灰が予想される都道府県名・地域名、噴煙の高さなどを文章で案内し、注意を呼びかけるものとなっている。
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