阿漕浦駅とは? わかりやすく解説

阿漕浦駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/05 17:37 UTC 版)

阿漕浦駅(あこぎうらえき)は、かつて三重県津市伊勢電気鉄道本線→近畿日本鉄道(近鉄)伊勢線に設けられていた廃駅)である。

駅概要

熊沢一衛率いる伊勢電気鉄道が、拡大政策の一環で津新地駅(津市中心部)から新松阪駅松阪市南方)に至る路線を開業させた際、設置された駅のひとつである。伊勢電の路線は津新地駅を出た後、S字状にカーブを切って市街地を沿うように線路が敷かれていたが、市の中心部を貫通している岩田川を渡ってまもなくのところ、街を東方向に外れた場所に設けられたのがこの駅であった。この駅をはさむ区間は開業時から廃線時まで終始複線で、駅は相対式ホーム2面2線であったといわれている。

駅名は、岩田川河口以南にある清渚の名称に因み、伝説の海として名前を残すものであった。また駅東方100mのところにある木立の中には、松尾芭蕉が阿漕(阿古木)を詠んだ句碑が存在した。

現在、付近に同名のバス停が設置されている。

沿革

隣の駅

伊勢電気鉄道
本線
津海岸駅 - 阿漕浦駅 - 結城神社前駅

脚注





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「阿漕浦駅」の関連用語

阿漕浦駅のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



阿漕浦駅のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの阿漕浦駅 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS