防御に割くスペース、重量配分の問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 01:02 UTC 版)
「ビスマルク級戦艦」の記事における「防御に割くスペース、重量配分の問題」の解説
防御装甲比率は排水量全体の39%であり、大和型戦艦の33%に比較して大きい。この防御重量を広い範囲に配分したことも特徴であり、阿部安雄は「完全な集中防御とは言いがたい」と述べ、「ビスマルク級の防御方式の方が、航空機が発達した第二次世界大戦においては、より戦闘様式にマッチしていたのではないかと思われる」との評価を下している。福井静夫はドイツ海軍の置かれた状況から、単独行動中に敵巡洋艦や航空機の襲撃を受ける危険が高い為、巡洋艦主砲や爆弾防御用の薄い装甲を広範囲に張らざるを得なかったと分析しており、補助艦艇や航空機の援護下で活動することが前提の大和型の集中防御方式と対比している。
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