関連して覚えておくべき脈拍の異常
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 07:19 UTC 版)
「聴診」の記事における「関連して覚えておくべき脈拍の異常」の解説
頻脈(100以上) ショック(出血性、敗血症性)、心機能亢進時 徐脈(60以下) 甲状腺機能低下症、神経原性ショック、閉塞性黄疸 大脈(脈圧大) AR、PDA、A-Vシャント、バセドゥ病 小脈(脈圧小) AS、心タンポナーデ、VSD 速脈 脈の経時的変化の急速なもの(急速に強くなり、急速に消失する)。AR、PDA、Valsalva洞破裂 遅脈 脈の経時的変化が遅いもの(ゆっくり大きくなり、ゆっくり小さくなる)ASでおこる。 ASでは遅脈、小脈が、ARでは速脈、大脈がみられる。 奇脈 吸気時に呼気時より、その収縮期圧が10mmHg以上低下するもの。左室拡張不全でみられる。心タンポナーデ、収縮性心膜炎、気道閉塞、重症喘息 二峰性脈 収縮期に脈波の峰が2個生じるもの。閉塞性肥大型心筋症、一部のAR、PDA 交互脈 大きな脈と小さな脈が交互に出現する。脈拍そのものは整。左心不全の指標となる。拡張型心筋症
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