長谷川濬とは? わかりやすく解説

長谷川濬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/12 08:25 UTC 版)

長谷川 濬(はせがわ しゅん、1906年7月4日[1] - 1973年12月16日[1])は、日本の詩人作家ロシア文学者

生涯

父・清(後に淑夫に改名)と母・ユキの三男として函館市元町に生まれる[1]1925年函館中学を卒業すると、兄海太郎の勧めもあって4年の間漁船に乗った。1932年、大阪外国語学校露語科を卒業し[1]満州国の新政府資政局自治指導部訓練所(後の大同学院)に入る[1]。大同学院を一期生として卒業し、満州国外交部を経て、満州映画協会に勤務する[1]。1938年、北村謙次郎や仲賢礼らと雑誌『満州浪曼』を発刊する[1]。1941年3月1日、満映の映画人養成所を開業し[1]、同年11月には株式会社満州電影総社を設立する[1]。この頃、ニコライ・バイコフの「偉大なる王」を文藝春秋から翻訳する[1]。終戦時、満州映画協会理事長の甘粕正彦の自殺場面を目撃した。

戦後は通訳などの仕事をしながら、同人誌に創作・詩・エッセイなどを投稿した[1]。晩年は、神彰などともにドン・コサック合唱団を招いた。墓所は八王子市中央霊苑[2]

家族

関連書籍

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k 長谷川 濬 〜函館ゆかりの人物伝~”. www.zaidan-hakodate.com. 函館市文化・スポーツ振興財団. 2025年7月6日閲覧。
  2. ^ 長谷川淑夫”. www6.plala.or.jp. 2024年12月28日閲覧。

参考文献

  • 朝日新聞朝刊『読書 満州浪漫 長谷川濬が見た夢』2012年11月11日(15面)




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