運動系
(錐体外路性運動系 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/07/23 13:09 UTC 版)
運動系(うんどうけい、英: motor system)は、神経系のうち、全身の運動に関わる部分をいう。随意運動を司るとされる錐体路と、その他の錐体外路性運動系に大きく分けられる。ともに中枢は脳に含まれ、筋肉に直接作用して運動を起こすニューロンは脊髄前角の運動細胞(前角細胞)である(脳神経は除く)。運動系に含まれる一連の伝導路のうち、より中枢に近いことを上位、中枢から遠いことを下位と言う。狭義には前角細胞を下位運動ニューロン、それよりも上位の運動細胞をまとめて上位運動ニューロンと呼ぶ。いわゆる運動神経とは、運動系に属するニューロンを指す。
錐体外路性運動系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/07/23 13:09 UTC 版)
運動系には錐体路に属しない経路もある。それらを錐体外路性運動系と総称する。錐体外路系などと呼ぶこともある。錐体外路性運動系は、随意運動が起こるとき、全身の筋をバランスよく動かして、運動を円滑にする。たとえば歩くとき、随意運動は足に起こっているが、「無意識に」腕を振ったり体幹をひねったりしてバランスをとる運動も同時に起こっている。このような調節は錐体外路性運動系が担う。
※この「錐体外路性運動系」の解説は、「運動系」の解説の一部です。
「錐体外路性運動系」を含む「運動系」の記事については、「運動系」の概要を参照ください。
- 錐体外路性運動系のページへのリンク