金融車となる経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/01/05 16:10 UTC 版)
最近の金融車は信販会社などに所有権が留保された車がほとんどである。これは購入者がローンで購入したため、自動車検査証上の「所有者」が信販などのローン会社、「使用者」がローンにて購入した購入者になっている状態である。通常はローンの残債を完済するまではこの留保を解除することはできない。しかし、このような状態の車でも担保提供を受け融資を行う金融業者が数多く存在し、それらの業者から金融車として市場に流通するのが一般的である。 手放す側(他人の所有権の車を担保に提供した債務者)には所有者から横領などの罪で告発される場合もある。 その上、第三者の手に渡っても名義変更が行われないため、自動車税は毎年課税(車検が切れるまで)され、完納するまで督促を受けることになる。 さらに自分名義の車が心ないエンドユーザーの手に渡ってしまった場合、交通違反の繰り返し、犯罪などに悪用される可能性も無視できない。
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