金管楽器における利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 02:20 UTC 版)
「ロータリーバルブ」の記事における「金管楽器における利用」の解説
金管楽器においては、ロータリーバルブはホルン、トランペット、トロンボーン、フリューゲルホルン、チューバなどで用いられてきた。現在でもフレンチホルンでは、切り替え管や上昇管まで含めると最大5個のバルブを左手のみの操作でレイアウトする都合上、コンパクトなロータリー式が大半を占める。また、チューバでもF調のものは右手操作に4個、左手操作に1〜3個と多数のバルブを要する為、ロータリーバルブが多く採用されている。一方小型でバルブ数も最大4個に収まるトランペットやフリューゲルホルンでは、軽量シンプルでレスポンスに優れるピストンバルブの方が多数派となっているが、ヨーロッパの奏者の間ではロータリーバルブ式を好んで使用する者も多いといわれる。ドイツやチェコのメーカーではユーフォニアム、バリトンにもロータリー式のモデルをラインナップしている。なお、トロンボーンのF管アタッチメント、同じくバストロンボーンのF/D管バルブには構造上専らロータリー式が使用される。 金管楽器におけるロータリーバルブは、Joseph Riedlinによって1832年に最初に利用された。
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