酸=無水物とは? わかりやすく解説

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さん‐むすいぶつ【酸無水物】

読み方:さんむすいぶつ

カルボン酸2分子から1分子がとれて縮合した形の化合物無水酢酸など。


酸無水物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/27 06:44 UTC 版)

酸無水物(さんむすいぶつ)とは、オキソ酸2分子が脱水縮合した化合物の総称。単に酸無水物といった場合にはカルボン酸無水物を指すことが多い。カルボン酸のような有機酸だけでなく、硫酸硝酸リン酸といった無機酸も酸無水物を形成する。また、複数価のオキソ酸が分子内で脱水縮合した酸無水物もある。

解説

多くの酸無水物は反応性が非常に高く、通常はの存在下で速やかに加水分解し、2分子のオキソ酸となる。ただし、リン酸無水物の構造は ADPATP などに見られるように比較的安定で、この2例の他にもいくつかの生体物質に見られる。

異なる2種類のカルボン酸、あるいはカルボン酸とスルホン酸など、違う種類の酸が脱水縮合した構造の酸無水物は混合酸無水物と呼ばれる。酸ハロゲン化物と酸の塩との反応などで得られる。

(例)




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