部分グラフと拡大グラフとは? わかりやすく解説

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部分グラフと拡大グラフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 08:06 UTC 版)

グラフ理論」の記事における「部分グラフと拡大グラフ」の解説

2つグラフ G {\displaystyle G} と G ′ {\displaystyle G'} について、 G ′ {\displaystyle G'} の頂点集合と辺集合が共に G {\displaystyle G} の頂点集合と辺集合部分集合になっているとき、 G ′ {\displaystyle G'} は G {\displaystyle G} の部分グラフである、または G {\displaystyle G} は G ′ {\displaystyle G'} の拡大グラフであるといい、 G ′ ⊆ G {\displaystyle G'\subseteq G} と表す。特に、 G {\displaystyle G} と G ′ {\displaystyle G'} の頂点集合等しいとき、 G ′ {\displaystyle G'} は G {\displaystyle G} の全域部分グラフであるという。また、 G {\displaystyle G} の頂点集合 V {\displaystyle V} の部分集合 U {\displaystyle U} を取り出して両端点が U {\displaystyle U} に属す全ての辺を辺集合とする G の部分グラフ G [ U ] {\displaystyle G[U]} を、誘導部分グラフという。グラフ G {\displaystyle G} からある辺 e {\displaystyle e} を取り除きその辺両端点を一つ頂点にまとめることを(辺の)縮約といい、縮約結果得られるグラフを G / e {\displaystyle G/e} と表す。 なお、誘導部分グラフの「誘導」はinduced訳語である。induceの訳としてはこの「誘導する」の他に「生成する」がある。このため誘導部分グラフのことを生成部分グラフということもある。一方生成部分グラフ全域部分グラフのことを指すこともある。このため生成部分グラフという語を使う際は、混乱がないか気を付け必要がある

※この「部分グラフと拡大グラフ」の解説は、「グラフ理論」の解説の一部です。
「部分グラフと拡大グラフ」を含む「グラフ理論」の記事については、「グラフ理論」の概要を参照ください。

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