道士 (曖昧さ回避)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/04/17 17:32 UTC 版)
道士(どうし)
- (広義)「道術の士」を意味する漢語。「道術」とは『史記』『漢書』においては治世術としての「聖人の道の術」を意味し、儒家も道家もそれぞれに道術の語を用いたが、後の『後漢書』においては、神仙方術、医術、房中術、天文、巫術などさまざまな術を指す「方術」の語とほぼ同じ意味で用いられている。
- (道教)道教の宗教者のこと。詳細は道士を参照。
- (古代中国)神仙術や呪的な方術を修める者。方士。古代の神仙道が後の道教に取り込まれたため、上記の意味での道教の道士と明確に区別することができない。仙人を参照。
- (仏教)仏道を修める者。早期の漢訳仏典においては沙門やバラモンの訳語。
- (近代日本)神道天行居などの神法道術の行者。道教の道士と異なり、神道家に分類される。
- (特殊)賢者(東方の三博士)とも魔術師とも訳しうる Magus の日本語訳のひとつ。澁澤龍彦がフランシス・X・キングの『魔術 もう一つのヨーロッパ精神史』の翻訳において、この既存の漢語を magus, mage の訳語に採用した。
参考文献
- 酒井忠夫・福井文雅 「道教とは何か」 (平河出版社 『道教 第一巻 道教とは何か』 所収)
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「道士 (曖昧さ回避)」の例文・使い方・用例・文例
- シトー修道会の修道士は簡素で禁欲的な生活を送った。
- その修道士はむち打ちに耐えた。
- 彼は修道士に適した性格をしている。
- 彼はその修道士の修道院で10年以上過ごした。
- 修道士のように頭巾をかぶった雲は、ポツリポツリと落ちる雨を数珠のようにつまぐっている。
- 平修道士, 労働修士.
- 修道院住まいの修道士たち.
- ドミニコ[フランシスコ, カルメル]会の修道士.
- 平修道士[女], 労働修士[女], 助修士[女] 《聖職者ではないが宗教生活をして一般労働に従事する》.
- 修道士.
- 最近加入が認められた修道士の頭部を剃る
- 剃髪した修道士
- 司祭や修道士が頭頂をそること
- 覆われたローブに着せられている修道士
- 托鉢修道士
- 修道士に適するさま
- はだしの修道士
- 修道士または彼らの集団生活の実践の、修道士または彼らの集団生活の実践に関する、あるいは、修道士または彼らの集団生活の実践にふさわしい
- チベットの修道士
- ビザンチウムの修道士
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