連結運転の自由化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/01 09:49 UTC 版)
タルゴIIIを含めた従来のタルゴ客車は、連結器の形状や補助電源の供給などの事情から専用のディーゼル機関車と連結する運用を基本とし、他の機関車との連結運転を可能としたタルゴIII RDについても1軸車輪の動作をガイドする特殊な緩衝器が設置されている事から連結可能な機関車が限られていた。一方、タルゴIVは前後車両の端部の台車構造を改良する事で緩衝器の制限をなくした他、列車内の補助電源を供給可能な発電機が設置された電源車を連結する事により、全ての機関車と連結可能な設計となった。 ただしタルゴIVには専用のディーゼル機関車が製造されており、354形(スペイン語版)と名付けられたディーゼル機関車が1983年以降から2009年まで使用された。 354形 + タルゴIV(1991年撮影)
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