通常弾との相違点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 10:14 UTC 版)
通常弾と曳光弾の重さと弾道(空気力学上の運動)の違いから、曳光弾は通常弾よりも集弾密度が広く、弾道も上側を飛翔する。特に長距離射撃においては、通常弾と曳光弾の運動は決定的に異なる。曳光弾は飛翔時間の経過によって、重心位置が変化するため、弾道低落が終末部分で極端に降下する。着弾した場合の飛散状況も、質量の軽い曳光弾は広範囲に飛散する傾向にある。曳光弾が内蔵している発光体が燃焼して気化するため、時間と共に質量が減少する。設計の改良により、幾分かは解消されたものの、現在製造されている曳光弾にもこの問題は未だに存在する。
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