通信規格としてのDICOM
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/20 01:05 UTC 版)
「DICOM」の記事における「通信規格としてのDICOM」の解説
通信仕様はRS-232などシリアルケーブルを用いた通信など広範な通信手段を網羅するため、OSI参照モデルに準拠する。インターネットの普及によりRFC 1122に準拠した製品が一般化したために、最新仕様は通信プロトコルをTCP/IPを用いてカプセル化して大幅な仕様変更を回避したが、パケットの再構成などTCP/IPがネットワークカード上のハードウェアで行う処理を、カプセル化データはソフトウェアで実現するためにオーバーヘッドを生じ、HTTPなどの純粋にTCP/IPを用いた通信プロトコルに比べて負荷や速度などが大幅に劣る。このため一部製品は他社製品との通信はDICOMに準拠するが、自社製品間の通信は独自プロトコルを用いている場合も多く見受けられる。
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