追跡体制の強化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/27 01:54 UTC 版)
2005年と2006年に種子島宇宙センターからそれぞれ打ち上げられた運輸多目的衛星 (MTSAT) であるひまわり6号とひまわり7号を用いて、洋上やVHF通信のブラインドエリアを飛行している航空機との間で、各種データ通信を行えるようになった。そのため、レーダーでの追跡ができない洋上において、運航本数を増やせるようになった。 MTSATを利用することで、飛行経路間隔(左右間隔)や航空路毎の管制縦間隔(前後間隔)の短縮が見込まれる。また、短縮垂直間隔 (RVSM) によって垂直管制間隔(上下間隔)を狭く、航法精度要件 (RNP) を満たす航空機の場合であれば、広域航法 (RNAV) により航空路の保護空域の縮小により並行経路間隔を狭くして運航本数を増やせる。
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