転換期から廃業へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/26 09:37 UTC 版)
1959年に名古屋を襲った伊勢湾台風は港区などの港湾地区に集中していたオートバイメーカーの工場を直撃し、多くのメーカーが廃業に追い込まれる中、千種区に工場を持っていた片山産業は台風から生き残った数少ないメーカーのひとつだった。 しかし1960年ごろからはオート三輪や軽自動車の台頭によって手軽な運送手段としてのオートバイ産業そのものが転換期を迎え、1961年に片山産業はオートバイ製造から手を引くことを決定した。 以後は徐々に生産台数を減らすと同時に車検整備工場やタクシーの認可を受けるなどの基幹業種を増やしたものの、業績の回復が見込めなかった為、1963年には完全にオートバイ製造事業から撤退し、会社は解散された。
※この「転換期から廃業へ」の解説は、「片山産業」の解説の一部です。
「転換期から廃業へ」を含む「片山産業」の記事については、「片山産業」の概要を参照ください。
- 転換期から廃業へのページへのリンク