軍放出弾薬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 14:46 UTC 版)
「.303ブリティッシュ弾」の記事における「軍放出弾薬」の解説
軍が放出した余剰.303ブリティッシュ弾薬は、特に銃器展示即売会やオンラインディーラーによって、しばしば入手可能である。これらの雷管は腐食性である場合と、非腐食性の場合とがある。購買の前または火器に装填する前に、適時に弾の仕様を特定することが要注意点である。 ローマ数字VIIIがヘッドスタンプにある実包は、ヴィッカース重機関銃での使用のために特に設計されたMk.8弾である。 Mk.8弾薬はヴィッカース重機関銃ではうまく機能するが、ライフルではボートテールデザインが銃腔の摩損の増加を引き起こすので、使用するべきではない。Mk.8弾薬のボートテール形状をした弾丸デザイン自体には問題は無いが、もしコルダイト装薬(ニトロセルロースよりはるかに高い温度で燃える)組み合わせて用いると、銃腔の焼損が増加した。 第二次世界大戦の間、ライフルでMk.8弾薬を発砲することにより焼損が累積される効果は知られていた。そしてイギリスのライフル兵は非常時を除いてMk.8弾薬を使用するのを避けるよう命令された。 いかなる.303軍用ライフルのための、最高の汎用弾薬はMk.7デザインである。なぜなら精度とストッピングパワーの最も良い組み合わせを提供するからである。 銃を使用後に徹底的に洗浄整備して、腐食性の塩を取り除くことができるのであれば、腐食性の雷管を装填した弾薬を使用することに問題は無い。東側のいくつかの国はいまだに、弾薬製造に腐食性の雷管を使用している。
※この「軍放出弾薬」の解説は、「.303ブリティッシュ弾」の解説の一部です。
「軍放出弾薬」を含む「.303ブリティッシュ弾」の記事については、「.303ブリティッシュ弾」の概要を参照ください。
- 軍放出弾薬のページへのリンク